特選小説9月号「約束」掲載

記事公開日 2018年7月21日

発売中の特選小説9月号・アーカイブスに、
短編「約束」が掲載されています。

中村成二さんのイラストがあまりにも美しくてうっとり。
描いて下さったのはラストシーンですね。胸が熱くなりました。

再録に当たり、かなり丹念に修正しました。
お読み頂けると嬉しいです。
以下は、掲載されている「当時を振り返って」のコメントです。

『著者が当時を振り返って』

夜の世界を辞めて、官能作家一本で生きよう――そう決意した二〇一二年の冬、
十年間務めた高級クラブを退店して最初に書いた作品が「約束」でした。

小説の舞台は、当時勤めていた六本木のクラブ。ヒロイン月子は私の分身です。
お客様との会話や店内の雰囲気も、このような感じだったでしょうか。
初めて呑んだラフロイグがあまりにもマズくて「小説に書こう」と思いたちました。
私にとってお店は売り上げに追われる戦場でしたが、お客様には仕事や日常を忘れられる憩いの場にしようと努めました。「非日常」を楽しんで頂きたいとの思いは、クラブママから作家に転身した今も変わりません。

最近はコメディ官能を書く機会が増えましたが、この作品のようにシリアスで切ない物語もたまらなく好き。
ただ、クラブ時代に比べて男性と接する機会が激減したので、少しだけ不良になって、ネタ探しの旅に出ようかしらと冒険心がふつふつと湧いています。

 

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